わたしの足はギリシャ型

あうくつがない

ワニは死んだが人生は続く

100日後に死ぬワニの炎上を見てて、リプ欄に「グッズ欲しいです!」とか言ってた人たちはどこ行ったんだろうと思ってしまう。ワニの生前にグッズ展開したらよかったのか?そんなに知名度のない漫画家がこれ連載するんでグッズお願いします! と言ってもグッズになるのか? 

確実に死ぬと分かっているワニを「神の目線」で見守っていた人達だって明日死ぬかもわからんのだから、なるはやでグッズを手に入れたいに決まってるやん(私はかなり欲しい) 情緒はなくてもあれでよかったんじゃないのかなぁと思う。そもそも架空のワニなんだし。

 


まぁそれはさておき、明日死ぬかもしれないと思うと頑張るぞと思う前に「じゃぁなんもしなくていいや」となってしまう根が腐りがちな香箱です。香箱って文字、なんか四角いね。

 


明日死ぬかもといえばBiSの「STUPiD」の歌詞ですが、WACKの合宿オーデション見てますか? 私は見てます。STUPiD流れすぎてちょっとうんざりするかと思いきや今も聞きながら書いてます。合宿オーデション、去年は辛くて全く見てなかったんだけど、今年はとりあえずちょこちょこ見てます。

BiSを最初に知ったのは多分掟ポルシェさんのコラムかインタビューだったのだけどその時初めて見たPVでプー・ルイテラシマユフが喧嘩をしていたシーンにドン引きして話は聞いてもほとんど曲は聞いてなかった。

だけど、その後コショージさんを最上もがに空目してなにがあったんだ?とインタビューを読んでみたら別人で、話してることが面白くて二期のオーデションで完全にハマりました。

その時投票したのはアヤ・エイトプリンスと、現ギャンパレのドクソン。あとバグミィ。バグミィは未だに二期BiSにいたらよかったのにと惜しんでしまう。明るい美人のアヤプリと影のある美人のバグミィはいい対比になったと思うし、練習中に声が出なくなってデビューライブはボロボロだったろうけどそのうち治ってちゃんと歌えるようになって…ってストーリーが出来たのでは?と。

ただ、あの時思ったのはあくまで私にとってだけど、BiSはどこのグループにも入れないけどアイドルになりたい女の子がDIY精神で、時には正攻法から大きく外した手段でアイドルをやるという話だったのでは?と。

 


例えば旧BiSの横アリ時のメンバーは今でこそういぽんことファーストサマーウイカさんはTVでブレイクしまくってるけど、BiSの頃アイドルというには美人すぎたし、今もギャンパレでバキバキに活躍してるカミヤサキさんは真面目すぎた。おしゃれサブカル女子のカリスマのテンコさんだってディアステを辞めているし、グループに入った時にはわりかしお姉さんだった。個々の才能もスキルもあるけどアイドルになるにはちょっとなにかが足りない女の子が集まって膨大なケミストリーを起こしたのが旧BiSなのかなぁと。

それなのに最初のBiSの合宿で「オーデションに合格したらBiS」という条件がBiSを権威付けてしまった。だから二期のBiSは解散して落ちた三人が加入したギャンパレが今も続いてるのかなぁとなんとなく推測する。オーデションはしなきゃならんのだろうし、仕組み的に合格したらBiSじゃないと変な話なんだけど。

 

オーデションを毎年見てると真面目で社会でもうまくやっていけそうな子も、個性的すぎて浮いてしまってる子も途中から落ちる傾向になってきた。二期BiSのメンバーが悪いわけじゃないけど、二期BiSが解散したのはその辺なのかなぁと思う。良くも悪くも変わらなすぎたんだろうなぁと。個人的に社会でうまくやっていける子はアイドルになるくらいならOLをした方がきちんと生活できるし、OLを辞める覚悟がないならアイドルやらない方が幸せだと思う。だからなんなんだ。

少し前までアイドルを見て自分を同化させて感情が揺さぶられていたけれど、今はそんなことしてても私はなにも変わらないことに気付いて少しずつ距離を取ろうとしている。だけど結局オーデションは気になって見てしまうし、明日からは推しグループのメンバーも参加する。

合宿が終わる一週間後にはドルオタに戻ってしまいそうで少し怖い。