わたしの足はギリシャ型

あうくつがない

poison

楽しみがGUのケイタマルヤマコラボの商品の発売しかないのだけれど着ていく場所がない。というか、アラサーのサーを越えた女がパンダを持ち歩くのはいかがなものかと買ってもいないのに今から悩んでいる。でもパンダ好きなんだよ…かわいいよ、パンダ。

 


コロナウイルスが幅を利かせはじめた最近、一週間前は観光においでと言っていた我が県は人口10万人あたりの罹患者が全国トップになってしまった。非日常イェーイとか言ってられない。元々いってないけど。外出できねぇ……。

私個人はまぁかかったらその時だよなぁと思ってはいるけれど、家族に死なれるのは嫌だし、大好きな祖母に会えないまま入院なんて嫌だ。

だからかかりたくない。

だけど、やけくそになって外出しちゃう人を責めるようなことはなんとなくできない。私が病んで病んでイライラしながら手首を切っていた頃にもしこんな感じに世の中がなっていたとしたら、マスクもつけずに外出していたような気がするから。

先週あるインフルエンサーグルメアカウントが街でマスクをした人としてない人の数を数えてマスクをしてない人は想像力がないといった文章と共にUPしていた。注意喚起なんだろうけど、それをしたところでマスクをしていない人には伝わらないだろうし、出来ない人が出来るようになるとは思えない。そしてその文を見た誰かは"マスクをしてない"という一点で他人を責めることをやりだすんだろうと思った。

影響力があるからやったんだろうけど、なんというか昔のホラー漫画にありがちな「1番怖いのは人間」を地で行き出したなぁと笑ってしまった。笑えないけど。

 


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怖いと言えば、糸井重里さんが炎上したが、怒りを見せるなはともかく、政治に対しても怒るなはそりゃイトイさん無理があるだろうと言いたくなる。(私は燃えて当然じゃね?と思ってる側の人間です)

糸井重里に対しては前々から違和感があって、なんで金に物を言わせて徳川埋蔵金のためだけに山の形を変えた人が "丁寧な暮らし" 的な犬猫に囲まれたほっこりとした生活が出来てるのか全くわからんのだ。確かにだ、若い頃サブカルに身を投じた男女は段々とヨガやら畑仕事やらDIYやら自然派に行きがちな傾向は多々としてある。偏見だけど。だけどな、そうしたからといって古のバンドマンがファンを取っ替え引っ替え食ってた事実は田舎で時給自足の生活をしたところでなくならないし、赤城山の形は変わったままだ。ほっとけば樹齢150年の木が意味もなく切られ、無関係の場所にドーンと建てられる。どこが丁寧な暮らしだ。そうかねがね思っていた。

だから信仰上の理由によってほぼ日手帳は使わないと決めてたけれど、去年思わず買ってしまった。そして毎日日記を書きはじめた。良い習慣ができたと思う。今年も買おうと思ってラインナップをみたらカレルチャペックのダーシェンカがあった。イトイさんも考えが変わったのかも…そう思ったこともあった。

だけどたまたま目についた他社の手帳がとてもナイスだったので違う手帳にした。

そしたらこの炎上だ。

カレルチャペックは兄と共にナチスを批判して兄のヨゼフチャペックは収容所で亡くなったんだぞ…。ナチス以前にも政治的な活動もしていた。それは愛犬ダーシェンカとの日常を守るためだ。

ただかわいいからとイラストを手帳のカバーに使うのは彼らの活動を踏みにじったことにならないのか。